【第三回】ビームスジャパンとのコラボイベントで「爆笑続きの取材」の巻
「偏愛百貨店」の立ち上げイベントである「『偏愛百貨店』meets『BEAMS JAPAN』」は、“愛のある接客って何だろう?”をテーマに、ビームスのショップスタッフが、一押し商品をお薦めする方向へと、ようやく中身が決まりました。
一階の特設コーナーで、それぞれのお薦め商品を展開するとともに、私が聞き手となり、各ショップスタッフに取材した様子を売り場で流すことに。一方で「偏愛百貨店」として発信することになったのです。
いよいよ収録取材です。ビームスジャパンの各フロアから選り抜きのショップスタッフのお話を聞けるということで、ちょっとワクワクして売り場にうかがいました。
まずは1階の藤居さん。気風のいい風情だったので、威勢よく売り込まれるだろうと予想していたら、つかみは「よくわからないんですけどこれは〜」と逆から。「実はですね~」という山場の語りで、一気に惹きこまれました。2階は二瓶智晃さん。お腹に届きそうな髭がキャッチ―で、スカジャンをお薦めいただいたのです。「このジッパーの音と触感がたまらなくて」という偏愛ぶりに、「まさか」と笑いながら着てみてびっくりの実感がありました。3階は加藤麻有さん。ご本人の素敵な装いに魅せられ、「服が好き」が真っ直ぐ伝わってくるお薦めぶりが、とってもチャーミングでした。4階の矢口伸朗さんは、滑らかな語り口に「つい聞き入ってしまう」強さが宿っています。そして5階の片桐成子さん。生真面目な語りで始まったのに、お酒の話題になったら勢いがぐんとついて大笑いに――。
それぞれの方とのおしゃべりは、「そんな細かいこと言っても」と聞いていくうちに、「えっ、そうなの?」と発見があり、一緒に笑いながら「こういうのって楽しい!」の連続でした。並々ならぬ知識を、嫌な感じが微塵もなく披露してくれるのは凄い才です。ファンがつくのだろうなと想像した次第――“愛のある接客って素敵!”と改めて思いました。
(次号へ続く)