【第十三回】 伊勢丹新宿店メンバーの偏愛ぶりにびっくり!
今回の打ち合わせは、各自が自分の偏愛も含め、コラボイベントで出したいものを、具体的に挙げることになっていた。
偏愛チームメンバーは「一人5点までね」と決めたのだが、考えてみたらそれだけで25点にもなる。
偏愛を追っていて思うのは、誰もが自分の偏愛を語り出すと止まらなくなること(これがなぜか、一度は考えてみなくちゃね)。だから思い切って2点に絞ることにした。
まずは伊勢丹チームからの提案。
木屋さん、松村さん、佐藤さんが、それぞれのアイデアを出してくれるのだが、それぞれがおもしろい! 「なになにそれ?」と発見ばかりで、世の中は“知らないことだらけ”とつくづく。
聞いていて魅力だなぁと思うのは、商品そのものより、それにまつわるエピソードだ。たとえば木屋さんが教えてくれたアイロン用のスプレーは、「家でアイロンかけをする時間を楽しめるように」という話に、「えっ、そうなの?」と木屋さんのキャラの発見が。ピシッとおしゃれにしている木屋さんだから、いわゆる男のこだわりっぷり満載のアイロンかけと思いきや、「家族の分全員のアイロンかけは僕の担当なんです」とにっこり。こういうお父さんを見て育った子っていいなと素直に思ったし、そのスプレーを使ってみたくなった。
わがチームもユニークな面々なので、出してくるものがおもしろい。中でもデザイナーのアルちゃんが、大のぬいぐるみ好きで、今回もぬいぐるみを出したいと語り始めたら止まらくなってきた。ここもまた、“知らないことだらけ”で、専門用語?から何から何まで、思わず突っ込みたくなる。
そしてつくづく思ったのは、“知らないことだらけ”だから、何かを知るっておもしろい。それも、仕事にこう役立つとか、お金が儲かるとか、ノウハウ的なことよりは、一見するとどーでもいいようなことにも、おもしろさは詰まっている。
今回のイベントも、そこをお客さんに伝わるようにやっていきたいと、ワクワクしてきた。次回の打ち合わせもどうなることやら、楽しみだ。