【第六回】ビームスジャパンとのコラボ「振り返りの会」の巻

「リアル偏愛百貨店」の初出店を終えて二週間――ビームスチームと偏愛百貨店チームが集い、全体を振り返るミーティングを持ちました。「愛のある接客って何だろう?」をテーマに、ビームスジャパンの5フロアそれぞれのショップスタッフが、一押しの商品を説明してくれる動画と、商品展示を1階入り口脇のスペースに設けたのです。

デビューを終えたわが子の評判はどうだったのかとドキドキしながら、原宿にあるビームス本社にうかがったのです。リーダーを務めた佐野さん、現場監督のように全体を仕切ってくれた君島さん、ビームスジャパンの1階のショップスタッフである藤居さんが参加してくれました。何だか久しぶりに集まるので、少しだけ同窓会気分です。

が、心の中はザワザワ。初めての試みだったので「どうだったのだろう?」と心配で、心配で――。反応はさまざまだったとのことですが、もっとも大きかったのは、「ビームスジャパンに上層階があること、そこで何を売っているかを、あまりよく知らないお客様が、意外と多かったこと」と言います。

いろいろな顔を持っているお店だけに、それを伝えていくって大事なこと。これからのイベントでも、たとえば縦軸で貫けるようなテーマを組むとか、1階で行っているイベントを上階と連動させるとか、工夫ができそうというお話は、私たちチームにとってもありがたい発見でした。

そして最も嬉しかったのは、お客さまから、接客に対する生声の反応があったこと。たとえば「服を買う時に、接客の果たす役割の大きさに気づかされた」「ビームスの販売員さんたちは財産」「映像を見てワクワクして会いたくなった」「販売員さんたちの心根に感動した」などなど。「偏愛百貨店」が少しはお役に立ったこと、ベタな言い方ですが、「愛のある仕事が伝わったこと」が、もっとも大きな収穫だったように思います。

ビームスの皆さんはじめ、会期中にショップを訪れてくださった方々、本当にありがとうございました。そして「偏愛百貨店」、まだまだ続きます。乞うご期待!